小児循環器看護Q&A

心疾患がある乳児が泣いても、SpO2が下がらないことがあると言われましたが、どうしてですか?

先天性心疾患の内左-右短絡で、泣いているときに息こらえなどなく、全身循環が良い状態では、SpO2が低下しないこともあります。
ただし、多くの小児が泣いて息こらえをしている状態では、肺での換気が不十分となりSpO2は低下するのが通常です。特に心臓の中井に欠損孔があり、その欠損孔で右-左短絡を生じるような先天性心疾患では、SpO2の低下は増悪する傾向があります。SPo2とは血液中のヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかを示す値です。
このSpO2の値に影響するものは、①吸入する酸素濃度、②肺換気状態、③心室内の右-左短絡、④末梢循環の状態(低心拍出ではSpO2は低下する)、⑤ヘモグロビン異常(酸素と結合できないヘモグロビンの存在、シアン中毒など)があります。
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